English
水草の多い穏やかな水面で、小さな手こぎボートから釣りをする人
← My Japan Fishing

釣行前にチェックする、霞ヶ浦のバス釣り

琵琶湖とは違うルール、季節ごとの狙い所、漁業の湖で気をつけたいこと。出かける前に見返すためのページです。

更新日

霞ヶ浦は、首都圏からいちばん近い本格的なバスレイクです。浅く、濁りがあり、変化の少ない地形で、うまい人が毎日のように攻めるタフな湖として知られています。ルールも琵琶湖とは違い、リリースはできるが、生きたまま持ち出すのは違法です。このページでは、釣行前に確認したいルール、季節ごとの狙い所、漁業者とのトラブルを避けるコツをまとめました。

出発前にチェックすること

釣行前チェック
  1. 風:平らで浅い霞ヶ浦は、風が吹くとすぐに波立ちます。ボートで出るなら風予報を、岸釣りなら風裏になる水路や水門を先に考えておきましょう。
  2. 水の動き:水門が開いて水が動いているかどうかで、釣れる場所が大きく変わります。
  3. 釣ったバスの扱い:霞ヶ浦ではリリースできますが、生きたまま持ち出すのは法律違反です。
  4. 漁具と保護水面:網や仕掛けの近くでは釣らない。保護水面は標識やブイで示されています。
  5. 駐車:岸の多くは田畑や漁業の作業場に面しています。決められた場所に止め、農道や作業の邪魔をしないこと。

広くて浅い、首都圏のバスレイク

面積 220km² · 平均水深 約4m · 最大 約7m · 上野から土浦まで約1時間

霞ヶ浦は琵琶湖に次ぐ日本で2番目に大きな湖ですが、形はまったく違います。関東平野の真ん中にあり、平均水深は約4m、深いところでも7mほど。本湖の西浦(約172km²)と、東側の北浦が一緒に管理されています。

かつては利根川を通じて海とつながる汽水の入り江でしたが、1963年に常陸川水門ができて淡水になりました。今は西浦、北浦、利根川下流と、それをつなぐ水路をまとめて「霞水系」と呼び、一つの釣り場として攻める人も多くいます。

霞ヶ浦のバスはどこにつく?

深さに変化が少ない霞ヶ浦では、バスは深場の地形よりもカバーと水の流れにつきます。釣りの組み立ては、だいたい次の4つに集約されます。

  • アシ:霞ヶ浦の定番。特に春はアシ際にバスが差してきます。夕方から日没前が人気の時間帯です。
  • 護岸・石積み:岸の多くが石やコンクリートで固められていて、オカッパリで長く探れる場所になっています。
  • 水門:水路や川が湖に注ぐ場所の水門は、水が動いているときにいちばん頼れる場所の一つです。
  • 水路:湖のまわりの小さな水路にもバスがいて、風の強い日の逃げ場になります。

プレッシャーが高い湖なので、手早く広く探るより、フィネスやスローな釣りが効く場面が多くなります。アシ際のラバージグや、かけ上がり沿いのスピナーベイトが定番の一例です。

季節ごとの目安

3〜5月 · 春

大型がいちばん狙いやすい季節です。スポーニングは4月中旬〜下旬ごろから本格化し、大きな個体ほど3月から動き始めます。アシ際や暖まりやすいシャローが中心です。

6〜8月 · 夏

日陰の少ない湖なので、暑さとの勝負です。朝夕が中心で、水門まわりや水路の流れが助けになります。6月中旬〜7月中旬をいちばん楽しい時期に挙げる地元ガイドもいます。

9〜11月 · 秋

ベイトを追うバスが増え、数が出やすい季節です。地元では特に9月を挙げる人が多くいます。

12〜2月 · 冬

浅い湖はすぐに冷え、アタリは少なくなります。冬にバスがつく場所を知っている人向けの季節です。

霞ヶ浦のルール(琵琶湖との違い)

遊漁承認は不要 · リリースは可 · 外来魚の生きたままの運搬は禁止

遊漁券はいらない

霞ヶ浦と北浦は、琵琶湖と同じく法律上「海区」として扱われていて、ほかの川や湖沼で必要な遊漁承認証(釣り券)はいりません。釣りのルールは、茨城県の霞ヶ浦北浦の漁業調整規則などで決められています。

リリースはできる。ただし生かしたまま運ばない

ここが琵琶湖との大きな違いです。琵琶湖ではバスのリリースが条例で禁止されていますが、霞ヶ浦ではキャッチ&リリースは規制されていません。法律で禁止されているのは次のことです。

  • 生きたまま持ち出さない:オオクチバス、ブルーギル、チャネルキャットフィッシュなどの特定外来生物は、外来生物法で生きたままの運搬が禁止されています。釣った場所でリリースするか、持ち帰るならその場で締めましょう。
  • ほかから持ち込まない:よそで捕った外来魚を湖に放すことは禁止されていて、罰則もあります。

釣り方・禁漁期間・体長制限

  • できる釣り方:竿釣りと手釣り。できないこと:寄せ餌(まき餌)、筌やもんどりなどの仕掛け。
  • ワカサギ:1月21日〜2月28日と、5月1日〜7月20日は禁漁。
  • シラウオ:3月1日〜31日は禁漁。
  • コイ:5月11日〜6月10日は禁漁。15cm未満は再放流。
  • ウナギ:23cm未満は再放流。
  • 保護水面:中では一切採捕できません。堤防の看板、岸の標柱、湖上の点滅ブイで示されています。
釣った外来魚を持ち帰るなら

茨城県は、チャネルキャットフィッシュなどの外来魚の回収事業を行っています。4〜11月の決められた土曜日(2026年は10:00〜12:30)に、その日に釣って締めた魚を行方市内の3か所の回収所か、霞ヶ浦環境科学センターに持っていくと、重さに応じて地元の産品がもらえます。

漁業者とのトラブルを避ける

霞ヶ浦は漁業の湖でもあり、ボートが網や仕掛けを傷つけるトラブルも起きています。網や仕掛けの目印の近くには船を入れず、網に向けてキャストしないようにしましょう。

岸から、ボートから

  • オカッパリ:無料で、霞ヶ浦の釣り人の多くはこのスタイルです。釣りができる岸が長いので、車や自転車があると探れる範囲が大きく広がります。
  • レンタルボート:土浦を中心にレンタルボート店があります。2026年の目安は、手こぎボートが1日2,500円前後、エンジンなしの小型ボートが3,000〜3,500円前後、エンジンとエレキ付きの14ftボートが10,000〜13,000円前後です。エンジン付きは船舶免許が必要です。

7月下旬から秋にかけては、帆曳船の観光帆曳船が湖に出ます。ワカサギやシラウオを獲るために1880年に考案された船で、釣りの合間に見られたらちょっとした幸運です。

出典

茨城県:釣りのルールとマナー、釣りに関するQ&A、外来魚の回収事業、川や湖沼で釣りをするには(いずれも2026年9月時点で確認)。季節の傾向はTSURI HACKの地元ガイドの記事も参考にしています。ルールは変わることがあるので、出かける前に確認してください。

風と水の動きを見て、アシ際や水門を丁寧に。釣ったバスはその場でリリースするか、締めて持ち帰る。それが霞ヶ浦の基本です。

『釣れるかな?』のおすすめルアーの画面。カラー・リトリーブ・レンジ・サイズが表示されている

私たちが作ったアプリ

『釣れるかな?』

『釣れるかな?』では霞ヶ浦の釣れやすさのスコアと時合を日ごとに確認でき、その日の条件に合わせたルアーの提案も見られます。天気予報の代わりではなく、天気とあわせてチェックしてください。

Google Play で手に入れよう

iPhone版は準備中です · アプリでできることを見る