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琵琶湖に浮かぶ漁船
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釣行前にチェックする、琵琶湖の釣りガイド

北湖と南湖の違い、月ごとの傾向、時合の見方、そして守るべきルール。琵琶湖へ出かける前に見返すためのページです。

更新日

琵琶湖のバス釣りは、湖に着く前にかなりのことが決まります。北湖か南湖か、今の水温でバスがどこにいそうか、風でボートが出せるか、そして釣ったバスをどうするか。このページでは、釣行のたびに確認したいルール・季節の傾向・時合の目安を一か所にまとめました。ルールは滋賀県などの公式情報を出典として載せ、季節で変わる情報は更新日とあわせて見直していきます。

出発前にチェックする5つのこと

釣行前チェック
  1. 風:春先の比良おろしなど、琵琶湖は風で釣りの可否が決まる日が多い湖です。強風の日はレンタルボート店が出艇を止めることもあるので、前日の夜に予報を見ておきましょう。
  2. 水温:季節の進み具合は、カレンダーよりも水温で判断するのが確実です。ボート店やガイドの釣果情報に載る水温が手がかりになります。
  3. 回収ボックスの場所:釣ったバスとブルーギルはリリース禁止です。行く場所の近くにある外来魚回収ボックス・いけすを滋賀県の地図で確認しておきましょう。
  4. 航行規制水域:ボートで出るなら、プレジャーボートの航行が原則禁止の水域を県のページで確認しておきましょう。
  5. ビワマスの承認:船からビワマスを狙うなら承認が必要です。2026–27シーズンの申請は10月26日までです(詳しくはこちら)。

北湖と南湖、何が違う?

面積670km² · 最大水深104m · 平均水深 南湖 約4m/北湖 約43m

琵琶湖大橋を境に、南が南湖、北が北湖です。つながった一つの湖ですが、釣りの組み立てはほとんど別の湖と考えたほうがうまくいきます。

南湖

平均水深は約4mと浅く、夏にはウィードが濃く茂ります。春は水温の上がり方が早く、プリスポーンの動きも北湖より先に始まります。大津・草津・守山まわりにレンタルボート店やガイドが集まっているぶん、一年を通してプレッシャーは高めです。滋賀県の調査では、南湖のバスはブルーギルを中心に食べていると報告されています。

北湖

平均水深は約43m。水が澄み、岩場や漁礁、オダなどの沈み物が多いエリアです。春の動きは南湖より数週間遅れますが、深場は気温の影響を受けにくく、水温が安定しやすいのが特徴です。たとえば2020年末の寒波では、南湖の水温が3℃台まで落ちた一方、北湖は7℃台にとどまったとガイドが報告しています。北湖のバスはイサザやアユ、エビ類を食べていることが多いとされます。

ガイドやボートを予約するときは、どちらの湖から出るかを必ず確認しましょう。琵琶湖は南北に60km以上あり、集合場所によっては1時間以上離れています。

月別の目安

以下は、滋賀県の調査やガイドの釣行レポートをもとにした大まかな傾向です。水温の進み方は年によって数週間ずれるので、月よりも水温を基準にしてください。

12〜2月 · 冬

南湖:寒波のあとは水温が一気に下がり、しばらく反応がほとんどなくなることがあります。冷え込みが落ち着き、水温が安定してからが勝負です。

北湖:漁礁やオダ、流入河川の河口まわりのディープが中心です。根掛かりが多いので、高比重ワームのノーシンカーやガード付きのジグなど、すり抜けのいいリグが使いやすいでしょう。2月に入ると、春を意識した大型が動き始めるという声もあります。

冬のバスが集まりやすい場所と狙い方は、冬の琵琶湖、バスはどこにいる?で詳しくまとめています。

3月 · 早春

比良おろしなどの強風が多い時期です。暖かい日が続いて水温が上がり始めると、南湖ではシャローに差してくる個体が出てきます。北湖はまだ冬に近い状況が続きます。

4〜5月 · 春

南湖からスポーニングが始まり、北湖が数週間遅れて続きます。産卵中のバスは食いが渋くなるので、産卵前の個体や、産卵を終えて回復した個体を探すのが近道です。バスの産卵は風波の穏やかな場所で行われることが多いとされ、風裏のワンドから見ていくのも一つの手です。大型が狙いやすく、ガイドの多くが5月を挙げる時期です。

6〜8月 · 夏

南湖はウィードが濃くなり、エッジや切れ目を探す釣りが中心になります。朝マズメと夕マズメが勝負で、真夏の日中は厳しい日が多くなります。北湖ではディープや岩場が主な狙いどころです。

9〜11月 · 秋

水温が20℃を下回るころから、ベイトの動きに合わせてバスの居場所が日替わり・週替わりで変わりやすくなります。数は出やすい季節なので、まずベイトの位置を探すのが近道です。

ビワマス

10月1日〜11月30日は禁漁です。船から狙う場合は、シーズンごとに承認が必要です(下記)。

コアユ

4〜8月ごろ、ピークは5〜7月です。8月21日〜11月20日はアユの保護期間で、竿釣りは8月31日まで、9月1日からはすべての方法で採捕が禁止されます。

時合と天気の見方

琵琶湖のバスの活性を大きく動かすのは、水温・風・光・天気の安定です。時合を考えるときも、まずこの4つを見てから決めましょう。

  • 水温の変化:同じ水温でも、上がっている途中か下がった直後かで反応はまったく違います。急な冷え込みのあとは、数日様子を見るくらいのつもりでいたほうが気が楽です。
  • 風:風が当たる岸にはベイトが寄りやすいと言われますが、ボートで出るなら安全が最優先です。強風の日は風裏を選ぶか、無理をしないことです。
  • 朝マズメ・夕マズメ:特に夏は、光量が少ない朝夕の時間帯が中心になります。
  • 天気の安定:天気が崩れる前の曇りの日に食いが立つ、という経験則もよく聞きます。ただし前線通過後の冷え込みには注意です。

琵琶湖には潮の満ち引きがほとんどないため、月齢やソルナー理論は物理的な根拠というより経験則にもとづく目安です。天気が同じくらいの2日で迷ったら、メジャーの時合が朝夕に重なる日を選ぶ、というように決め手のひとつとして使うのがおすすめです。

琵琶湖の釣りのルール

本湖の竿釣りは遊漁券不要 · バスとブルーギルはリリース禁止

遊漁券は必要?

琵琶湖本湖で竿釣りをするのに、遊漁券や許可は必要ありません。岸からでもボートからでも同じです。ただし、琵琶湖に流れ込む川の一部は漁協が管理する有料の釣り場(アユや渓流など)になっているので、川に入るときは事前に確認しましょう。

外来魚はリリース禁止

滋賀県の「琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」により、県内全域でオオクチバス・コクチバス・ブルーギルのリリース(再放流)が禁止されています。釣った外来魚は次のように扱います。

  • 外来魚回収ボックス・回収いけすに入れる。場所は生物多様性しがマップや県の地域別の一覧で確認できます。設置場所は変わることがあり、2025年1月時点では彦根の磯田漁港と、大津の茅野浦(瀬田湖岸公園)のボックスが撤去されています。
  • 近くにボックスやいけすがない場合は、その場で締めて持ち帰り、生ゴミなどとして処分する。
  • 生きたまま琵琶湖の外へ運ばない。湖周道路の外など、琵琶湖と一体でない場所へ生きたまま運ぶことは外来生物法の違反になると考えられています。釣りの間にバケツで生かしておくことや、船で湖上を移動して湖岸のいけすまで運ぶことは問題ないとされています。

禁漁期間と体長制限

  • ビワマス:10月1日〜11月30日は禁漁。全長30cm以下は再放流。
  • アユ(コアユを含む):8月21日〜11月20日は保護期間。竿釣りは8月31日まで、9月1日からはすべての方法で禁止。
  • ニゴロブナ:全長22cm以下は再放流。ほかのフナとコイは15cm以下。
  • ウナギ:全長35cm以下は再放流。

体長制限は県内全域に適用されます。このほか、ビワマス・ニゴロブナ・セタシジミには琵琶湖海区漁業調整委員会の指示による追加の制限があります。

使える釣り方

遊漁者が使える漁具・漁法は滋賀県漁業調整規則で決まっていて、竿釣り・手釣りのほか、投網(船上からは不可)やたも網などに限られます。引縄釣りができるのは琵琶湖と内湖だけです。場所ごとの漁業権や禁止区域は、県の電子手帖FiShigaで位置情報から調べられます。

ボートで出るなら

  • 航行規制水域:住宅地や学校の近く、水産動物の増殖場、水鳥の生息地などを守るため、プレジャーボートの航行が原則禁止されている水域があります。湖上のブイ151基と湖岸の看板47基(2025年度時点)で示されていて、違反すると停止命令などの対象になり、従わない場合は罰則もあります。
  • 2ストロークエンジン:従来型の2ストロークエンジンは使用禁止で、プレジャーボートには県の適合証の表示が必要です。レンタル艇なら店側で対応しています。
  • 免許不要艇:長さ3m未満、出力1.5kW(約2馬力)未満のボートは船舶免許なしで操船できます。南湖のレンタル店で「免許不要艇」として貸し出されているのがこのタイプで、目安は1日9,000円前後(2026年)です。
  • ライフジャケット:小型船舶では、船室の外にいる乗船者全員にライフジャケットを着用させることが船長に義務付けられています(2018年2月から)。国の基準に適合した桜マーク付きのものが必要です。免許不要艇でも、必ず着用しましょう。
風に注意

西岸の比良山系から吹き下ろす「比良おろし」は、特に春先に強く吹きます。湖上では急に風が強まることがあるので、予報が微妙な日は早めに戻れる範囲で釣りましょう。

ビワマス釣りの承認(2026–27シーズン)

申請期間 2026年9月30日〜10月26日 · 1,171件を超えると抽選

琵琶湖で船を使ってビワマスを釣るには、琵琶湖海区漁業調整委員会の承認が必要です(漁業者を除く)。2013年12月に引縄釣りで始まった制度で、2018年12月からは引縄釣り以外の船からのビワマス釣りも対象になっています。

  • 申請期間:2026年9月30日(水)〜10月26日(月)。郵送は当日消印有効です。
  • 申請方法:しがネット受付サービスでのオンライン申請が基本です。オンラインが難しい場合は、様式第1号と返信用封筒(長形3号、110円切手を貼付)を県水産課内の委員会事務局へ郵送します。古い様式での申請は受け付けられません。
  • 先着順ではありません:期間内の申請はすべて対象で、1,171件を超えた場合は抽選になります。
  • 前シーズンの報告:2025–26シーズンの承認者で、2026年7月31日までに採捕状況を報告していない人は承認されません。
  • ガイド船を使う場合:承認を受けたフィッシングガイド船に乗るなら、個人の申請や報告は不要です。2026–27シーズンの承認ガイド船は11月中旬ごろに公表される予定です。

釣りができる期間や1日に持ち帰れる尾数などの条件は、県が公開している「承認手続の概要」で確認してください。以前のシーズンでは、プレジャーボート利用者は1日5尾までとされていました。

北湖か南湖かを決め、水温と風を確かめ、回収ボックスの場所を調べておく。この3つを出発前に済ませておくと、湖に着いてから迷うことがぐっと減ります。

『釣れるかな?』の画面。琵琶湖の今日のスコアと次の時合、湖のルールが表示されている

私たちが作ったアプリ

『釣れるかな?』

琵琶湖の時合(フィーディングタイム)と釣れやすさのスコアを日ごとにチェックできます。遊漁券やサイズ制限、リリース禁止の魚種といった釣り場のルールもアプリで確認できます。天気予報の代わりではなく、天気とあわせて見てください。

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